INTERVIEW-04

技能を
伝える

1999月入社
建築学科卒

K・N 電気工事部 課長

建築の知識を電気で活かし
お客様に提案

私は建築学科で就職の際は当初は建築の会社を探していました。地元の企業を探していた時に親の知り合いの方から紹介されたのが三沢電機でした。

入社後の希望配属部署は空調工事部でしたが、実際の配属は電気工事部でした。電気のことは全く分からない状態でしたし仕事をする上で資格は必要なので、会社で資格取得の学校に通わせてもらい、二種の電気工事士を取得しました。私は建築学科だったので、施工の立場で新築や改修に携るようにして、建物を見てどこに改修の必要があるという提案もしています。そういった意味では建築の知識を活かせていると思います。

また、私が今まで携わらせていただいたお客様とはその後も繋がりがあるお客様が大変多くいます。そのようなお客様から、新たなお仕事をご紹介いただけたり、そのお客様の他の案件のお仕事を依頼されたりといったこともあります。このようにお客様と直接接し、頼りにしていただけるのがとても嬉しいです。特にお客様から「ありがとう」と感謝されたときには、この仕事をやっていて良かったとやりがいを感じます。

現場が崩れる原因を
自ら作らないように

建設業は、1つの現場にいるのに、携わる業者はみな別々の会社という、ちょっと特殊な環境です。別々の会社でそれぞれ各社やり方も違う。また担当者が変わるとさらにやり方がどんどん変わっていくこともあります。

そのような状況なので、仕事の進み方など、日々の進捗には決まった流れが無いというのが現状です。そういった部分は、入社当初は戸惑うことも多くありました。結局は他の会社なので、その会社の作業に遅れが生じた際に、「早くしてください」と言葉では急かすことはできます。自社で全て行っているのであれば、社内努力でいくらでも立て直しが利くのかもしれません。しかし結局は他の会社だからということで、何も根本的な解決はできないのです。それが建築業のもどかしいところかもしれません。そのように遅れが生じ現場が崩れ出すと、後工程の他の会社の人、また施主さんにも迷惑がかかるので、自社がそのきっかけを作らないようにと、日々気を引き締めています。

MESSAGE FOR FRESHERS!

現場を動かすにはお客様にいかに説明できるかが重要

今私の部下には20代後半世代が多くいます。この部下たちをいかに育てるかが、今後の私の仕事だと思っています。

私の思いは、今の部下たちが、これから4~5年でより成長して欲しいということです。そのために、自分が今まで経験してきたこと、また技術などについては、惜しみなく伝えるようにしています。

また、この仕事はお客様と接することが重要だと思います。工事の事務作業については、大手であれば完全にシステム化されており、キー操作一つで考えることもなくこなせるかもしれません。

しかしそれだと、その仕組みを覚えることができず、お客様にも説明ができません。

三沢電機では大手ほどシステム化が進んでいない部分もあります。だからこそ、ある程度内容を理解することができ、お客様にも説明することができるのです。このコミュニケーションこそが現場動かすために必要な技能です。

このことは次世代にも伝えたい。

ぜひ、三沢電機の技能を身に着けていただきたいと願っています。